昨日、こんな記事を見つけました。
中々インパクトの強い見出しです(笑)
「強盗だ!」は「Go to a door!」? 前代未聞、豪州男「空耳」裁判の行方 法廷から – 産経ニュース (sankei.com)
詳しくはリンク先の記事をお読みいただければと思いますが、
被告の言った「強盗だ!」が”Go to a door!”
だったという主張に思わず笑ってしまいました。
その他にも、「金はどこだ?」が”Can you walk?”
だったとか・・・・
まさかタモリの「♪空耳~ア~ワ~」の世界が
現実に、しかも裁判という場で展開されるとは
思いませんでした。
あくまで個人的意見ですが、率直に言えば
「ちょっと無理があるだろ・・・」ですね~。
もしこれがでっち上げだったとしたら、
この主張を作り上げた人はなかなかユーモアがあるというか、
色んな意味で目の付け所が良いというか・・・。
最後に検察側が、
「火災の危険を知らせたいなら、玄関のドアベルを鳴らすべきだ
ったのでは」
と、冷静なツッコミを入れているのが印象的でした。
・・・・
さて、記事にも書いてありますが、
aとtheの違いもこの場合は重要になってきます。
以前も触れたことがありますが、
aは「ほかにもたくさんある中の一つ」
theは「一つしかない、もしくは話し手と聞き手に共通認識があり、『ああ、あれね!』と一つに決まるもの」
という意味があります。
Go to a door!ですと、
「ドア(と名のつくものなら、目に入るどれでもいい)
に向かえ!」という意味になり、
Go to the door!ですと、
「ドア(出入り口として使用しているドアは通常一つ)
に向かえ!」という意味になります。
ドアがずらっと並ぶ状況でもない限りは、
後者の用法が一般的です。
Go to a door!にはちょっと違和感を感じますね。
裁判ともなれば、「たかが冠詞、されど冠詞」です。
裁判の行方は明日18日になるようです。
個人的には、どのような判決が下されるのか、
興味深いところです。
我々も、空耳にはちょっと気を付けて、
早とちりしないようにしないといけない・・・
かもしれませんね!
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仙台の英会話教室 Sophia English School
Koji Nakanome
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