久しぶりです!
恒例の、「英語の格言」のコーナーです。
短いながら、心に残る格言
(英語ではproverbと言います)をご紹介します。
是非機会があったら使ってみてくださいね。
Don’t let your brain interfere with your heart.
(頭脳に心を邪魔させるな。)
アインシュタインの言葉です。
私が初めてこの言葉を耳にしたのは、
大学時代です。
個人的に、ハリウッド女優のメグ・ライアンが
好きだったので、
英語の学習もかねて、彼女の出演作を多く見ました。
その中の一つ、
「星に想いを(1994)」(原題:I.Q.)
の中で、アインシュタイン(ウォルター・マッソー)が、
自動車整備工のエド(ティム・ロビンス)との
恋愛が進展しない孫娘の数学者キャサリン(メグ・ライアン)に
この言葉を伝えるシーンがありました。
その当時は、「ふ~ん」という感じで
聞いていたのですが、近年、この言葉が
折につけ脳裏をよぎるようになり、その意味を
再確認する機会が多くなりました。
この映画では、自動車整備工とアインシュタインの孫という
格差恋愛の状況で、「学歴など気にせず、
好きという気持ちに素直になりなさい」という
メッセージでしたが、
この格言は恋愛にとどまらず、
人の生きざまそのものに当てはまるのではないかと
思いました。
「頭(=理屈)で考えすぎていないか?」
「頭で思った通りに現実が進むと思い込んでいないか?」
「頭で考え、勝手に希望を持ったり、絶望していないか?」
この時期は大学入試真っ盛りですが、
ここは当然ながら、「頭」の世界です。
入試データや大学偏差値、その後の人生の展望など、
殆どの事が情報として与えられ、論理思考で処理され、
道を決めることになります。
「なんかこの大学好き!」という理由で
道を選ぶ人は少数派でしょう。
ですが、
緻密に計算して臨んだ入試に失敗する事もあります。
逆に一か八かで合格することもあります。
この大学に行けば将来安泰なんだと分かっていても、
どうも頑張る気力がわかないこともあります。
逆に、周りに反対されても、
どうしてもここに行きたい!という熱意で
突き進める場合もあります。
人生は、ほとんどの場合、
良くも悪くも頭で考えた通りには行きません。
大事な局面では、自分の気持ちや直観が、
進むべき道を示してくれることもあります。
そんな時、是非この言葉を思い出して、
自分の気持ちに素直になりたいですね。
それでは、次回もお楽しみに!
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仙台の英会話教室 Sophia English School
Koji Nakanome
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