今週の「英語の格言」のコーナーです。
短いながら、心に残る格言
(英語ではproverbと言います)をご紹介します。
是非機会があったら使ってみてくださいね。
It’s all about the journey, not the outcome.
(大事なのは過程である。結果ではない。)
アメリカの元陸上競技選手、カール・ルイスの言葉です。
ある見方をすれば、私たちの毎日は試行錯誤、苦難の連続です。
その中には、自分の思い通りになるどころか、
逆境に感じることも多くあるのではないでしょうか。
ですが、目の前にどのような結果がでたとしても、
そこにどうやって向かったか・・・・
のほうが、実は大事だと思います。
そこまでの自分の足跡がしっかりと残っていれば、
たとえ立ち止まるようなことになっても、
それを元に先にまた進んでいけるからです。
人間は弱いもので、
どうしても「結果が良ければそれでいい」という考えに囚われ、
何とかそこに少ない労力で、時には裏道を使ってでも、
できれば一足飛びに到達したい、と思ってしまうものですが、
少なくとも、僕の経験上、こういった「楽をしたい」と思って
歩んだ道には、あまり得るものはありません。
特に、学生さんにとっては、この時期は
受験という試練が立ちはだかり、
「結果」のみを求められている気持ちになることも
多いでしょう。
「合格」しなければ意味がないー
確かに、一理ありますが、合格しなければ
全ておしまいというわけでもありません。
合格したら、すべてが許されるわけでも、
未来が保証されるわけでもありません。
それどころか、合格後に、今までやってこなかった事の
ツケをまとめて払わせられる場合すらあります。
そんな時、自分が出した「結果」は吹いて飛んでしまいます。
大事なのは、この苦難にどこまで真摯に向かったか。
その一点のみが、受験という小さな枠を超えて、
自分の人生に向かう揺るがぬスタンスを築いてくれるのでは、
と思います。
過程こそが大事。
この言葉を胸に、日々の営みを進めていきたいですね。
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仙台の英会話教室 Sophia English School
Koji Nakanome
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