恒例の、「英語の格言」のコーナーです。
短いながら、心に残る格言
(英語ではproverbと言います)をご紹介します。
是非機会があったら使ってみてくださいね。
A goal without a plan is just a wish.
(計画の無い目標は、単なる願い事にすぎない。)
『星の王子さま』の作者、
サン=テグジュペリの言葉です。
言い換えれば、
「具体性のない目標は、願い事に過ぎない」
となるでしょう。
厳しくも、真実を言い表している言葉ですね。
今はまさに受験期。
彼の言葉は多くの受験生にとって、
心に深く響くものではないでしょうか。
夢や願望は、それを叶えたいという
想いが強ければ強いほど、具体性を帯びます。
いつまでに、何をしなければならないか。
そこに至る方法は何が良いか。
など、考えることは無数にあります。
それを考えずにいることは、
必然、「想いが叶わなず、夢のまま」という
現実を引き寄せてしまします。
まさに、「願い事」で終わってしまいます。
・・・・と、これは、確かに真実の一面を表していますが、
これを実行するのは凡人にとっては至難の業です。
私を含むほとんどの人は、夢や希望を持ったとしても、
具体的な計画云々の前に、
「でも、こんなこときっと無理だろう」
と諦めてしまっているのではないでしょうか。
また、仮に具体的な計画を立てたとしても、
やはり同じように
「でも、こんなこときっと無理だろう」
と言って、途中でやめてしまう事が殆どのはずです。
この山をどうやって越えるか?
私もうまい事は言えませんが、
自分の英語学習の経験から、
とにかく、少しでもいいので「継続する」ことが
大事なのではないかと思います。
実行できない具体的な計画、理想的なプランは脇に置き、
とにかく、情けない分量でもいいので続ける事。
「こんなの無理だ」「こんなの無意味だ」
と騒ぐ自分を脇に置いて、
とにかく1cmでも1mmでも0.1mmでも
先に進む作業をすること。
よく授業でも話すことですが、
1日1個単語を覚えれば、
1か月後には30個、
3か月後には90個、
半年後には180個の語彙が身に付きます。
1年後には、3年後には、10年後には・・・・。
始めは具体的な計画も何もありません。
こんな少ない分量でもいいので、
とにかく目の前にあるものに向かって一歩進む事が
大事なのではないでしょうか。
その先に、きっと、
「あ、やればできるのかも」という
希望が見えてくるはずです。
その時には既に手の中に、
夢や願い事が、「現実的な目標」として、
実行計画案とともに握られているのでは
ないかと思います。
人生の岐路に向かっているとき、
この格言を思い出したいものですね。
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仙台の英会話教室 Sophia English School
Koji Nakanome
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